…。 …ん?寝返りをうった? 「はっ!?」 あたしはガバッと起きた。 目の前には知らない景色が広がっていた。 何処かの部屋のようだ。 辺りが明るいからもう朝らしい。 で、あたしは何故か布団に寝ていた…。 何が何だか分からず、 寝起きの頭をフル回転させていると、 横から聞いた事のある声がした。 「あ、起きた?」 …え。 あたしは恐る恐る横の方を見ると、 あの新撰組の美青年が 壁に寄っかかって大あくびしていた。