「…。ま、いっか。」 あたしは、深く考えるのはやめて、 着替えて朝稽古に行くことにした。 刻印は消えた。 けれど、 一度、刻印が身体に刻まれたということは、何らかの術にかかったという事は事実。 じゃあ、その何らかの術って? 深く考えるのをやめたあたしに、 そんな事は知る由もなかった。