「っ…くそっ!!」


周りにはいつの間にか隊士が集まっていた。
その中には、原田、永倉、平助、
通称三馬鹿も混じっていた。


「おー、日向に総司ー、朝から賑やかだなー!!」


「総司、手加減してやれよー!
仮にも日向はおん…ムガっ!!」


「新ぱっつぁん!!此処はみんないるから!!」


平助が永倉の口をあわてて抑えた。


…こいつら、馬鹿だ…。
…分かってるけど、やっぱり馬鹿だ…。


いろいろツッコミたいが、
今はこっちに集中しないと…。


原田が手加減しろよと言っていたが、
沖田は現に全く本気を出してない。
試合始まった時と同じ、余裕の笑顔だ。