ほんとは優しい私のオオカミ ①



中には様々な人がいた。





こちらを見て頭を下げる人。


こちらを睨む人。


ヤンキー座りでタバコを吸う人。


ピアスを10個以上つけている人。


タトゥーが入っている人。





こ、これが高校。

だいぶ迫力満点の初登校。




廊下を歩き、教室らしき部屋に入るまでもそのような人達でいっぱいだった。




教室のドアの上にはプレートで『3-1』と書かれていた。




廊下もそうだったが教室内には黒狼のメンバーのみんながいたので安心できた。




翔「瑠奈。ここに座れ。」


翔に言われた通りの机につく。
翔は隣の席に座った。