ほんとは優しい私のオオカミ ①




とくに気にすることなく玄関に向かう翔



瑠奈「と、止めなくていいの?あの人達」



おそらく喧嘩であろう取っ組み合っている2人を見ながら言うと



翔「大丈夫だ。遊んでるだけだ。」




そーなのかな。遊んでるだけって。
だいぶ生死をかけた遊びだな…。



チラチラと心配そうに見てると、




翔「瑠奈…手。」




いつの間にか、手を離してしまっていたらしく翔が手を繋げと催促してくる。



ふふっ。翔って手つなぐの好きなのかな。




再び、翔の手を握り玄関から校舎内に入った。





わ……こわ。