ほんとは優しい私のオオカミ ①


どういうことなのか頭を巡らしているといつの間にか学校についていたようだ。



翔「行くぞ。」




しっかりと翔に手を握られながら車を降りると…




わぁぁ…。


想像していたよりも綺麗な校舎にびっくりする。




入口に歩いて行くとあとから、空、それに隼人と蓮もついていたようだった。




瑠奈「ねぇねぇ翔!なんか荒れてる学校って言ってたからもっとガラスとか割れてるのかと思ってたよ!!」




翔「あ、あぁ。普段は割れてるときもある…気がする。けど、今日は割れてないな。」




瑠奈「んね!綺麗な学校だ…」




ガシャーーーンッッ!!




大きな音と共に近くの窓ガラスが割れ、室内から取っ組み合いをしている2人組が飛び出してきた。





翔「…さっそく割れたな」