瑠奈「で、話って??」




さっそく本題に入る私に龍我は少しムスッとしたがすぐにニヤリと笑った。




龍我「今、黒狼大変なんだってぇ?咲ちゃん?戻ってきたって、聞いたけど。翔もいい加減だよね〜。瑠奈ちゃんのことテキトーじゃん?」







突然今聞きたくない咲の話をされたこと、そして翔のことを言われたことに心のどかのかで不快感が増していく。







瑠奈「別に両想いなんだからいいと思う。あなたには関係ないし」





龍我「あれ?怒った?まぁ怒らないでよ〜。実は俺にも関係あるんだよね。俺、瑠奈ちゃん欲しいからさ〜」





瑠奈「はい??」






龍我はジョーカーの仮面をとり片手で弄ぶ。



月明かりにてらされて赤い髪が炎のように輝く。





龍我「火龍の姫にならない?」





瑠奈「ならない」





龍我「即答だね〜。理由を聞いてもいい?」





瑠奈「黒狼のみんなとまだ離れたくないから」






龍我「ふ〜ん。なんだ、期待した俺が馬鹿だった。キミってもっと頭がいい子だと思ってたよ。」








無表情で「残念だよ」と龍我は言うと瑠奈の首に両手をかけた。







瑠奈「っ!」






龍我「ほっそい首。」