ほんとは優しい私のオオカミ ①




可愛いなぁ。


わざわざ、このドレスに合わせて薔薇にしてくれたのだろうか。







みんなが仮面を着用したのを見て確認すると、スタッフ達はペコリと頭を下げ扉を開けた。







「ごゆっくりお楽しみくださいませ。」







扉を進むとまた大きなホールがあり数多くの人が思い思いに談笑していた。






そして、ホールの真ん中を取り囲むようにご馳走がテーブルに並んでいる。





ビュッフェスタイルだ。






ワインやお酒を給仕しているスタッフも見えた。







すみのほうでは小さめのオーケストラが音楽を奏でて場を和ませている。








瑠奈「私、こんなパーティー初めて!!」