可愛いなぁ。
わざわざ、このドレスに合わせて薔薇にしてくれたのだろうか。
みんなが仮面を着用したのを見て確認すると、スタッフ達はペコリと頭を下げ扉を開けた。
「ごゆっくりお楽しみくださいませ。」
扉を進むとまた大きなホールがあり数多くの人が思い思いに談笑していた。
そして、ホールの真ん中を取り囲むようにご馳走がテーブルに並んでいる。
ビュッフェスタイルだ。
ワインやお酒を給仕しているスタッフも見えた。
すみのほうでは小さめのオーケストラが音楽を奏でて場を和ませている。
瑠奈「私、こんなパーティー初めて!!」

