裏にまわしておいた車に乗る。
咲がいるのにも関わらず運転手の西田は少しも動じていないみたいだった。
こういうところが西田のいい所で信頼をおける。
喫茶店から倉庫は近くだったのですぐに着いた。
倉庫内に入ると下の連中がすぐに咲を目に捉え戸惑いの声をあげた。
まぁ、そうだよな。
「咲さんだ…」
「なんでいるんだ?」
「総長と一緒だぞ…」
騒ぎを聞きつけたのかすぐに優也が降りてきた。
優也「なんで…」
驚いた顔をした後すぐに俺と咲を睨みつけてくる優也。
優也「どういうことなんですか?何か事情があるんですよね」
いつも冷静な優也の声が揺れている。

