ご飯…?
瑠奈「うん。いいけど、それってお礼になる?」
優也「なりますとも。だって、僕だけに瑠奈が作ってくれるのですから。」
瑠奈「…じゃあ、頑張ります」
倉庫に帰る道すがら、何のメニューを作るのか考えていた。
何がいいだろう。
好き嫌いを優也に聞いたら、きっと優也は優しいから簡単なカレーとかいって誤魔化すんだろうな。
優也の作る料理はレストランに出てくる料理みたいで、普通の家庭料理からフルコースさながらの料理まで出てくる事もある。
それに、和洋中どれでも作れるのでジャンルはさまざまで、毎日違うものが並ぶ。
そんな優也に私の料理食べさせるなんてかなりのプレッシャーだ。
あれ?でも、毎日私達には日替わりで食事を出してくれるのにたまに優也だけ同じメニューのときあるよね。
そのあるメニューが頭に浮かぶ。
もしかして、優也の好きな食べ物って。
……オムライス?

