あれから数十日。


瑠奈は、落ち着いてきたのか俺と少しずつ会話するようになり俺にすっかり懐いた。


瑠奈の好物はココアだ。


食事を済ませた瑠奈を見て、いつものようにココアを部屋に持っていく準備をした。



きっと喜ぶであろう瑠奈の顔を想像し思わず頬が緩む。


すると横から眼鏡をかけた茶髪の男ー優也がクスクス笑ながら近づいてきた。


優也「ふふっ。有名な黒狼の総長も可愛い白ウサギ相手ではイチコロですね」