気づけば瑠奈のことばかりが頭をよぎる。
俺はどーしたんだか。


瑠奈を好き…


あ、ありえねぇ…


相手は14か15の中学生だぞ。
つい最近ランドセル手放したばっかの女の子だ。
対する俺は18。



もし、瑠奈に恋心を抱いているなら俺はちょっとした変態じゃねぇか。



翔「はぁ…」



軽いため息をつく。


あのときの光景が脳裏に浮かぶ。
・・・・


俺は黒狼の総長。
もうあんなヘマなことはしねぇ。


そう改めて決意し、俺は瑠奈を見つめるのをやめ部屋を静かに出て行った。