その晩、夢を見た。


言葉通り悪夢だった。



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夢の中で過去の思い出がスライドしていくのを私はただ傍観していた。






小学生の頃の私だ…。


小さな背に似合わぬ大きなランドセルを背負ってニコニコと笑いながら楽しそうに登校している。






【瑠奈、おはよーう】





小さな公園の入り口に同じくランドセルを背負った男の子が立っていた。





瑠奈「おはよう!」






ここは、待ち合わせ場所…。


そうだ。彼との待ち合わせ場所だったんだ。






瑠奈「今日はね!休み時間になったらね」






男の子と手をつなぎながら登校する幼い私は嬉しそうに男の子と会話を楽しんでいる。





ただ無邪気に楽しそうにしている2人。