瑠奈「っ!……」


翔「瑠奈??」







頭が痛い…。


戻りたくない。


あんな所、帰りたくない!







鈍い頭痛の後、激しい吐き気に襲われトイレに駆け込む。








瑠奈「っ……ぅ…ゴホゴホッ…ケホッ…」



翔「瑠奈…!?!?」







翔が、困惑の声をあげながらも私の髪をすくい上げ背中を優しくさすってくれる。



上手く息が吸えなくてヒューヒューと喉の奥がなる。




翔「…ゆっくり息を吸え…落ち着いて…」





翔のおかげで少し楽になる。




水をもらいしばらくして落ち着いた頃、後ろから






翔「…落ち着いたか?…悪かった。瑠奈、今日はもう寝よう」





もう何も考えたくない。



翔の言う通り、眠ってしまいたかった。


記憶にまた無理矢理、封をする。





翔にゆっくり抱き上げられて、ベッドに寝かされる。