よおぉぉぉ―――っし!!
あたしは腰の後ろで、密かに勝利の握りこぶしをグッっと握った。
良かった! なんとか話がまとまった!
これで門川君の外出もOKだよね!?
この子が味方してくれたお陰だなぁ。凍雨君、だっけ?
門川君のお母さんと同じ氷血の一族か。
だからあの凄い冷気の中でもへっちゃらだったんだね。
この子って門川君にとっては身内同然だよね。
母方の親戚みたいなもんだもんね。
嬉しいなぁ・・・! 味方だよー! 味方ぁーっ!
まだ子どもだし、門川内部でそれほど大きな影響力は持っていないだろうけど。
でも味方をしてくれる人が増えるのは純粋に嬉しい!
しかも、門川君と少しでも血が繋がってそうな味方!
彼、今までほんと天涯孤独状態だったもんね。
・・・良かったね! 門川君!!
門川君は頭を下げているオヤジ達に向かって淡々と話す。
「大袈裟にしたくない。絹糸と、天内君、しま子、権田原当主とセバスチャン、この者達だけで行く」
「当主様、この者共などよりも我等が正式に選んだ者を・・・」
「お前ら、大袈裟にすると責任の所在にまで話が大きくなりかねんぞ? それでも良いのか?」
「ご無事のお帰りをお祈り申し上げます。当主様」
絹糸の『責任の所在』の一発がてきめんに効いて、オヤジ軍団は黙ってしまった。
やれやれ、これで良いのか悪いのか。
頭の痛いオヤジ軍団だなぁ。はぁ・・・。
あたしは腰の後ろで、密かに勝利の握りこぶしをグッっと握った。
良かった! なんとか話がまとまった!
これで門川君の外出もOKだよね!?
この子が味方してくれたお陰だなぁ。凍雨君、だっけ?
門川君のお母さんと同じ氷血の一族か。
だからあの凄い冷気の中でもへっちゃらだったんだね。
この子って門川君にとっては身内同然だよね。
母方の親戚みたいなもんだもんね。
嬉しいなぁ・・・! 味方だよー! 味方ぁーっ!
まだ子どもだし、門川内部でそれほど大きな影響力は持っていないだろうけど。
でも味方をしてくれる人が増えるのは純粋に嬉しい!
しかも、門川君と少しでも血が繋がってそうな味方!
彼、今までほんと天涯孤独状態だったもんね。
・・・良かったね! 門川君!!
門川君は頭を下げているオヤジ達に向かって淡々と話す。
「大袈裟にしたくない。絹糸と、天内君、しま子、権田原当主とセバスチャン、この者達だけで行く」
「当主様、この者共などよりも我等が正式に選んだ者を・・・」
「お前ら、大袈裟にすると責任の所在にまで話が大きくなりかねんぞ? それでも良いのか?」
「ご無事のお帰りをお祈り申し上げます。当主様」
絹糸の『責任の所在』の一発がてきめんに効いて、オヤジ軍団は黙ってしまった。
やれやれ、これで良いのか悪いのか。
頭の痛いオヤジ軍団だなぁ。はぁ・・・。


