毎回楽しく飲んで終わるのであったが私の期待はいつも外れていた。


私はレオと、二人の時間を期待していた。


しかし、それは期待外れなものだった。


二人になっても、なんださ一線引かれているような態度だった。


私は自分の中でただの客か?
と感じたりもしていた。


たまになんだか馬鹿馬鹿しいと感じることもあった。


困らせたくて途中いなくなり腕を切ったこともあった。


でも、何をしても期待外れだった。


ある日レオから電話があった。


酔っ払っていたのであろう…


「俺が今の男と別れて、一緒に暮らしてくれと頼んだら、暮らしてくれるか?…なんか俺、気持ち悪いね!またかけるよ!」
と一方的に切られてしまった。


私は勿論、「いいよ」と言いたかった。


それからというもの、私は彼氏と別れると決めた。


そして少しずつ距離を置いていった。


レオを信用させる為に携帯の中身も整理して、男の番号は全部消した。


SNSもやめた。


レオに信用できないと言われていた為、徹底的に信用されるようにした。


レオから一緒に暮らしてくれと言われたのに、何故か私がレオに対して必死になっていた。


私から付き合ってと言った。


レオは二週間待ってくれと言った。


二週間経ち、再び後、10日待ってくれと言われた。


10日経ったが、答えはなかった。


私はレオに対して不安を抱き、精神的にやられてしまった。


どうしても、伝わらない、答えが見つからない。


とても苦しい日々を過ごしている中…


私は自殺未遂をした。


そして精神病院に一ヶ月程、入院したのであった。


レオとはその中からも連絡を取っていた。


会いたくて会いたくて仕方がなかった。


涙が止まらなかった。


退院したものの、病状はあまりよくなかった。


友達に迷惑をかけたりもした。


レオがある時
「ダメだ、お前、一人じゃダメだ。すぐに迎えに行くから支度して待ってろ」
と言った。


しかし私はボサボサ頭のすっぴんで風呂にも何日か入っていなかった為に「嫌だ」と言ってしまった。


しかし、その日の夜、少し落ち着いてから一緒に街まで給料を取りについてきてもらった。


私はそれだけのことがすごく嬉しかった。