恋する季節 *- confession of love -*



「ずっと、好きだったんだって。
だけどそれも今日で終わりにするから、大和と少しでも一緒に過ごしたいって言われた」
「随分勝手な理由ね。だからって美琴と黒崎の邪魔していいって事になんかなんないでしょ」
「浅海さん……大和にもう四回も告白したんだって。
全部断られたって言ってたけど……。
私にはまだ一度もできてない告白を、浅海さんは四回もしてるんだって思ったら……浅海さんの気持ちの強さが分かったの」
「分かったのって……。でも、黒崎が選んだのは美琴なんだから、美琴は遠慮せずに隣にいればいいじゃない」

美琴の言いたい事が分かって彩乃が慌ててそう言うが、美琴の表情は沈んだままだった。

とびきりの勇気がいる告白。
だからこそ、美琴も未だにできないでいる。しかも、相手が自分を想ってくれていると分かっているのに、自分の気持ちを言葉にする事が怖くてできていない。
それなのに、浅海は四回もそれをしていて。

勇気が出せずに一ヶ月も大和への返事を宙ぶらりんのままにしている自分が、とても情けなくなった。
情けなくて……だからこそ、変わりたいと思った。

自分のためにも、大和のためにも。