「分かった。俺様執事にする。 それで、俺様執事ってどんな感じなの?」 「どんな感じってそりゃ、俺様な感じの執事よ。」 グッと親指をたてて、無理やり誤魔化そうとする友人Aに、私は深く嘆息する。 「俺様って言っても色々あるんじゃないの?どういう系統の俺様がみんな好きなのか知りたいの!」 「それは、やっぱアレでしょ。なんていうかこう…、ワイルド? ワイルドな俺様!」 だんだん友人Aも楽しくなってきたのか、態度もいくらか協力的になってきた。