あ……また、大翔様の声…。 何で………っ 勢いに任せて顔を上げて、あたしは絶句した。 や………なん……、 おかしいよ、おかしい。 だって、なんで。 ありえないって。 は? は…? 「もう一回言ってみてよ。俺のこと、知らないって」 何で目の前に 鈴木湊がいるの……。