「好きです」
「は…?」
急に告白されたのは、関わったこともない存在感のないクラスメイトだった。
なにを言っているの、コイツは。
「少なくとも蘭ちゃんは、俺のことが好きなはずです」
「え、っと……」
「…じゃあ、こう言えばわかるかな」
背の高いコイツは腰を折って、あたしの耳元に顔を近づけた。
「さっさと俺のこと好きになれ、バカが」
な、な、なんで……!
何でコイツが大翔(ヒロト)様の…っ!
一体
何がどうなんってんのーーー?!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…