「…そうだよ。あのフラフープも携帯も…翔太に作れるはずがない」 椿はそこまで考えると、時猫の方を向く。 「教えて」 時猫は、はい、と言うと、目の前にこの間のフラフープを出した。 …しかしそれは、前とは少し違う。 「ではこれから…。あなたに、いくつかの映像を見せます」 一瞬フラフープが光ると、その輪の中に、映像が流れ出した。