あり得ないのに。 兄妹なのに。 産まれたときからずっと一緒に居るのに。 それでも、入ってしまったスイッチは止められなくて。 未だ顔の横で腕を掴まれたまま、顔を伏せながら呟いた。 「…好きっ…… …好きなの……… どうしようもなく、好きなんだってばっ……!!!」