翔平がいつ返事をするのかと思ったら、その日はなかなか学校を出られなかった。 気付けば部活が終了の時間になり、いよいよ帰らなくちゃとあたしも教室を出ると―― 「……あ、彩乃ちゃん…」 階段を下りている途中、ジャージから制服に着替え終わった彩乃ちゃんを発見した。 どこかへ急いでいる様子の彼女は、小走りしながらも鏡を手に髪の毛や制服の乱れを気にしている。 ………。 もしかして。 これから翔平に会うの――…? その仕草からピンときて、気付けば彩乃ちゃんを追いかけていた。