「……もうその話はやめろ」 「どうして向き合おうとしてくれないの!?」 「意味のないことだろ」 「逃げてるだけじゃん!」 「…ッ。…これは俺の問題だ。 ……やっぱり、もう一部屋取ってもらう」 フロントに電話をかけようとしたのか、翔平が立ち上がり受話器を取る。 ―その刹那、 「痛ッ…」 顔を歪めた翔平は指を上にあげた。