恋結び ~キミのいる世界に生まれて~


シャッ――


薄いカーテンを引いて体を翻し、直に翔平をこの目に映した。


そして改めて想いの深さを知る。


翔平という存在は、なによりもかけがえのないものだと。


人としても…一人の男の人としても。



……あたしはやっぱり、翔平を諦められないよ。




ゆっくり足を進め、今夜のあたしのベッド、翔平が座る向かいのベッドへ腰かける。


思ったより柔らかいスプリングは、疲れたあたしの体を心地よく受け止めた。



「……翔平……」


「ん?」


翔平は無防備に顔をあげた。