……母親が…来たの…? 「…そうなのよ……」 諦めたように、お母さんがあたしの肩に手を添えた。 それが…本当だとしたら…… もしかして…… 「あたしは……その人に…会ったことがあるの……?」 5歳の記憶なんて曖昧だし、あたしがその人に会ったのか、何か喋ったのか… …全然覚えてない。 「どうなんだよ、あるのか!?」 追及する理人に、お父さんの顔が歪む。 「………ある……」 ……っ…。 「挨拶が上手だった美桜は"こんにちは"…と、ニコニコと話しかけていた……」