恋結び ~キミのいる世界に生まれて~


ほんの僅かでも繋がりがあると信じたかった翔平は……


さっきの話を聞いた時点で、繋がりはゼロに等しいと感じてたけど。


やっぱり……。



「…翔平の横に美桜を寝かせると、不思議なことにピタリと泣き止んだそうだ」


今まで分からなかった、同じクーハンに入れられていた謎。


「その時彼女は思ったそうだ。この赤ちゃんと一緒に居れば、きっと美桜も幸せになれるだろう……と」


「……」


翔平がいたから、あたしは、ここへ……?


「そのときの彼女の精神状態は計り知れない……きっと、ギリギリの決断だったんだろう……」



ギリギリの…決断……




『――あたし達はきっと、その時の精いっぱいの決断をしてきたんだよ…』



莉子の言葉を思い出した。