恋結び ~キミのいる世界に生まれて~


自分じゃもうコントロールが利かないくらい。


絶対に見つけるという唯一の使命のために。



「どこにあるのよっ――」


それさえ見つければ、あたしも実親について知れる。


どんな事実が発覚したって怖くなんてない。


ショックなんて受けない。


知らないことの方が今は怖いの。


顔のない、あの夢を見続けるほど怖いものなんてないんだから……。




「美桜…?何してんだ?」


隣の和室で眠っていたはずの理人が、いつの間にかそこに立っていた。


「なんだよ、これ…」


まるで泥棒が入ったあとのような足の踏み場もないリビングに、唖然とした様子で。