手かがりになる物があるなら、なんでもいいから見つけたい。 あたしがそう思ったように。 翔平も…… 同じ気持ちだったんだね。 翔平の、人には見せない本心を知り、瞑った目からは涙が溢れだす。 あたしを好きになって、実親のことを考えるようになったと言っていた。 頑なに拒み続けていた実親のことを、そんな風にまで思えるようになった。 なら…… 知りたいという気持ちになったのも…… 倉庫を開けさせてしまったのも…… ……あたしの、せいだ。