……知りたい。 でも怖い……。 そんな葛藤の狭間、足は竦んだように動けなくなっていた。 言いたくないのか、翔平が口を開くには時間がかかる。 でも。 翔平はあたしがここに居るなんて知らないから、きっと話すはず。 明日退院するっていうのに、あたしが帰ったこんな時間を見計らって訪れたくらい。 なにか、決意を感じる…… ドアを一枚隔て、あたしはジッと息を殺す。 ……一体、なにが――…