「…こういうことも、稀にあるんです」 医師も落胆したように言う理人の姿は……。 いつもと変わらず、眠りについたままだった。 1度目が開いたのは、自分の意志じゃなく一種の反応みたいなものかもしれないと説明を受けた。 喜びが大きかっただけに、あたしと翔平はしばらく口もきけないくらいのショックに包まれる。 「ぬか喜びさせて悪かったな。もう少し状況を確認してから連絡するべきだった」 お父さんも、ガックリ肩を落としていた。