『理人は目を覚ましたくないんじゃないか?』 翔平…… 『理人が目覚めるなら、俺、どんなことだってしたい……』 翔平っ…… 『俺の我儘……聞いてくれよっ……』 あれは…… 『理人と……俺と……美桜のためだ……』 翔平は…… 『……一度だけ……キスしたい』 始めから、あたしと終わりにするつもりだった――…? 「………っ…」 ――どうして……っ…!!! 「美桜っ!!!」 莉子の呼び止める声に耳も貸さず、あたしは図書室を飛び出した。