理人の気持ちを知りながら、このまま翔平との関係を続けていくのはやっぱり不可能なんだ。 みんなが元の生活を取り戻したら。 きっとまた、一からちゃんと綺麗に始められるはずだから…… 莉子は笑って言った。 「そっ……か。あんた達の決意は並大抵じゃないって分かったよ。もう何も言わない。 この話はおしまいね!理人も聞いてるんだし」 ……そうだった。 ただ目を閉じている理人だって、この部屋の空気は感じてる。 意識はなくたって耳から会話は伝わってるんだよね。