「……眠れないんだよね…理人。ソファでゴロゴロ寝返りばっかり打って……。
手に取るように分かった、理人の気持ちが……
美桜のこと考えて、ホントは苦しくてたまらないんだ……って思ったら……ほっとけなくなって……」
あたし達が背徳心に抱かれながらも幸せだった夜。
片や、淋しさを埋めるように抱き合ってた2人がいたことに、心が潰されそうになった。
「それだけで終わらなかった……その後も家に居たくないって言っては、度々うちに来てたの」
チラッとあたしを見た莉子も、その理由をきっと勘違いしてる。
翔平と同じように。



