翔平がタクシーを呼んでくれて、あたしと莉子は下へ降りた。 お父さんもお母さんも今夜は理人に付き添うみたい。 「大丈夫…だよね…?」 「絶対大丈夫。理人は強いって信じてるから」 強い気持ちを口にしないととても不安だった。 あたしと莉子はしっかりと手を握り合い、病院を後にした。