「だけど理人、本当に怒って帰ちゃって……それで…事故にあったんでしょ?」 震えるその声は、自分を責めているよう。 ……そのあと、あたしが見た光景に繋がるんだ。 やりきれずビールを飲んでいた理人を思い出した。 ……そっか。 莉子は哀しみと同じくらい責任も背負ってるんだ。 「莉子のせいじゃないよ……理人はちゃんと家に帰って来たの」 莉子を楽にしてあげなきゃ。 「えっ…?」 受け止め方を間違ったのは、あたし達家族だから。