「……今は……言えない」 すると、あたしの尋問に観念したように重い口を開いたけれど、 「言えないって……」 まだその秘密を死守しようとする翔平に愕然とした。 誤解じゃないなら、説明してくれればいいのに。 でないと、胸につかえたままの黒い気持ちは行き場を無くしちゃうんだよ? 「ああやって、莉子とこっそり会ってたの?」 あの噂話も、噂なんかじゃないのかもしれない。 「それは……」 「視聴覚室で…?保健室で…っ!?」