あれは現実だった…? つい数時間前までこの体に抱かれていたなんて幻だったように思えるほど、ツレない態度。 恥ずかしいからっていうのは分かるけど… 「はは~ん、なるほどね」 微妙な変化を敏感に察した莉子は、翔平の背中とあたしを交互に見た。 あたしはたまらず莉子を廊下へ連れ出す。 「も~、聞こえちゃうから勘弁してよ……」 放っておいたら翔平に事実確認しそうな勢い。 それに翔平がどんな反応を示すか真近でみる勇気なんてない。