「え……」 ここで広げたのを後悔した。 「Tバック…?」 お父さんの口からケーキの生クリームがポトリと落ちた。 ぎゃっ! 「り、理人ッ…!」 なんてものくれたの!? 真っ赤なTバックを思わず放り投げてしまった。 「そ、そんなもん、美桜が履くわけないだろ!」 お父さんはフォークを振りかざしながら理人に猛抗議。 「そうだそうだ!」 なぜか翔平まで賛同。 「いやあねぇ…お父さんが2人いるみたい」 クスっと笑ったお母さんだけど、なんだかとても楽しそう。