ドクンドクン。 潔ぎよすぎる宣言は、誰かに体中を叩かれているような鼓動を誘発する。 「だから、美桜がそうして欲しいっていうなら、俺は和馬の家にでも泊めてもらう」 そう言い切って、翔平はポカリに口をつけた。 「………」 決定権は、あたしに委ねられた……ってこと? 翔平は下心をすべてさらけ出し、もう丸腰だ。 つまり。 今夜あたしを求めると言い、それが嫌なら自分は和馬君の家に泊ると言われたも同然なのだ。