もしかしたら。 理人は知っていたのかもしれない。 お節介で、情に厚い理人のこと。 あたしの気持ちを知っていたように、翔平の気持ちも…… 16年前、同じクーハンに入れられていた時から、あたし達の赤い糸は結ばれていたのかもしれないね。 そんな迷信じみたことですら、今のあたしは信じられるの。 なんだって、出来そうな気になるの――… ―――夜。 お風呂を上がって部屋で髪の毛を乾かしていると、携帯のメールが鳴った。