「ありがとう、理人。 あたし、もう大丈夫だから…」 莉子の胸で泣いたことで、終息不可能だと思っていた心の中にもほんの少しだけ光が射した。 あんなに心の中は土砂降りだったのに……。 明けない夜はないように、止まない雨だってない。 少しずつでも、毎日確実になにかは変わってる。 あたしだって変われるはず。 だから、きっと大丈夫―…