「――あ、起きた?」 気付くと、全開にした窓の向こうから見えるのは真っ暗な景色で、涼しい風が部屋の中に吹きすさんでいた。 「ごめんっ…あたし寝ちゃった?」 莉子の胸で泣いていたところから今までの記憶がない。 あたしはベッドの上に移動していて、体にはタオルケットが掛けられていた。 一体いま何時なんだろう!? 「暫くちゃんと眠れてなかったんでしょ?」 「………」 それは図星でコクンと頷いた。 すると 「美桜、帰るぞ」