店長と付き合う事になり
私は毎日嬉しくて
たまらなかった。


しかし一方では、現実的に
考えなければならない事が。


私は産みたいと思った。


店長は私にこう言った。


私には娘がいるから
まずはその娘の事を
1番に考えた意見だった。


今いる幼い娘に
はい、これが兄弟です。
はい、これがお父さんです。
といったような
いきなり無理矢理
固めてくっ付けたような
家族にはなりたく無い。


今、子供を産んだら
何より娘が一番可哀想だと
言ってきたのである。


私はその意見を聞いて
「そっか…
そういう考え方もあるな…」
と納得した。


そして中絶手術を
する事となったのだが


本当はギリギリまで
産みたくて仕方なかった。


中絶手術の日には
店長も一緒に
きてくれる事となった。


とても悲しくて辛かった。


しかもその病院は
全身麻酔は使わないで
中絶手術をするので
若干、痛みもあるし
何をどうしているのか
リアルタイムで
わかるものだから
とてもとても辛く悲しかった。


一つの大切な命を
無駄にしてしまった…


本当に本当にごめんなさい。


ママは今、後悔しています。


どうしようもない
ことなんだけど
本当に後悔しています。


私が最後まで
守り抜いてあげれば
この世に産まれ
生きる事ができた筈なのに…


ママがもっと強く
意思を持っていれば…


ごめんね…
ごめんね…