アヤカシとキツネさん

「――ねえっ!憂!何かして欲しいこと、ない?」



「えっ!?」



急にパアアッと明るくなった千歳くん。

キラキラした、くりくりおめめで、じいっと私を見上げてくる。



「え…えっと…して欲しいこと?」



「そう!何でもいいよっ」



と、言われても…


でも、期待たっぷり熱のこもった眼差しを向けられると…


何も無い、なんて…


…言えない。