恐怖短編集

「でもさぁ、いいじゃん?」


「あぁ? いいって何がよ」


「だからさぁ、好きな人とそっくりになるっつぅのがよ! 私一回やってみようかなぁ」


「あははは、あんたそんでやましいことする気でしょ!? いっつも、先輩見ては『チューしてぇチューしてぇ』って言ってるし」


「バカ言うなよ、チューは先輩だからしてぇんだよ。誰が草に向けてするかよ!」