恐怖短編集

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栞がアパートへ帰ってくると同時に、「おかえり」という声が部屋の奥から聞こえてくる。


二人目の一哉と会話ができるようになって、三日目。


「ただいま」


一哉に背を向けて服を着替えながら、そう返事をする。


会社にいる一哉より、こっちの一哉と会話する時間の方がはるかに長くなっていた。