優しさの隙間から、風が吹いた。

とても、とても冷たい風だった。

僕は言った。

「さよなら」をしよう。

僕は言った。

「君が大好きだ」と。

君の悲しみは
何時になったら癒えるのだろう…

未来…
先の先のことなんて、まだ知らない。

未来なんて知りたくない。

腐った人間にはなりたくないから。

怖い…怖い…

未来が怖い。

幸せはそこにあるの?

小さな小さな一輪の花。

それは小さな小さな幸せ。

僕はその美しき花に囲まれて
幸せを過ごしていた。

しかし、明日はあるの?

誰も知らない。

何も知らない。

それでも僕は行くのであった。

遠い遠い夢の彼方へ…