あまりにも流が優しい声で、優しい笑顔で話すから。
きっと、安心してしまったんだろう。
流の言葉に泣きそうになってしまった。
でも、流にはそれがバレたくないから
「知ってるよ、愛されてることくらい」
そう言って流から目をそらした。
私は嘘つきだ。
ほんとは毎日毎日、不安で仕方がないのに。
愛されてる自信なんて、これっぽっちもないのに。
言われたことなんてないの。
"好きだよ"なんて。
だから聞いたことがない。
いや、違う。
怖くて聞けない。
"私のこと好き?"だなんて。
"好きじゃない"そう言われる気がして仕方がないから。

![[短編]初恋を終わらせる日。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)