彼女は一体、何者なの?


……怖い。


怖いよ、将光。



こんな時こそ将光が傍にいてくれなきゃ。


怖くて不安で仕方がないのに。




将光が傍にいてくれれば、きっと不安なんて吹き飛ばせるのに。




なのに……

どうして?





どうして何も言わずに行っちゃったの?

どうして傍にいてくれないの?


将光はどこで何を思ってるの?





私は既に、不安に押し潰されそうだった。